城東心房細動ミーティング

ホテルイースト21東京で城東心房細動ミーティングが開催されました。
小野内科診療所の小野卓哉先生からは、循環器医の立場から、リバーロキサバンの使用経験が報告されました。かつては、2回以上一過性の心房細動があれば、ワルファリンを3週ほど投与し、除細動だったそうで。こちらを。EXPAND研究はこちら。耳の不自由な患者、認知症など、ワルファリンコントロールで問題になる症例提示がありました。新規経口抗凝固薬(NOAC)はワルファリンと比べるとコントロールが容易。

日本医科大学循環器内科の清水渉先生からは、NOACの治療戦略についてのご講演でした。心房細動は致死的な不整脈ではないが、心原性脳塞栓が致死的、というご意見が印象的でした。発作性心房細動は5〜10年で持続性になる傾向がありますが、発作性でも持続性でも心原性脳塞栓のリスクは同等です。CHADS2 scoreが0・1ではワルファリン使用の優位性が証明できなかったというAnn Inrern Medの論文はこちら。スコア別のワルファリン使用率などはこちら。NOACのreviewはこちら。RE-LYのサブ解析はこちら。dabigatranは75歳以上でワルファリンと同等の出血。

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