CVM & Stroke Conference

CVM & Stroke Conferenceに行きました。諸事情で30分遅刻...


熊本市民病院の橋本洋一郎先生からは、心原性脳塞栓の二次予防についてのご講演でした。ただし、心原性脳塞栓が重篤になりがちなため、一次予防の重要性を強調されました。65歳以上では脈チェック。心原性脳塞栓の急性期で、本邦ではヘパリン1万単位など低容量で使用することが多いですが、AHAのガイドラインでは禁忌。橋本先生は最近NOACを使用しているそうで。ピーク・トラフの薬なので出血すればすぐやめればいいし、小出血しか経験しないらしい。

徳島大学佐田正隆先生からは、循環器の立場から動脈硬化治療について。先日の研究会で内腔が狭くないmobile plaqueの症例が議論を呼んでいましたが、冠動脈でも、プラーク形成と外壁の拡張が伴うと、内腔が狭くないプラークが珍しくなく、プラーク破綻により突然心筋梗塞になる。外壁の新生血管が病変形成に関連。こちら。VEGF上昇。脂肪の違いによるremodelingはこちら。内胸動脈は動脈硬化がないのは周囲の脂肪が違うから。telmisartanの論文はこちら

久留米大学山岸昌一先生からは、終末糖化産物(Advanced Glycation End Products;AGE)について。こんなサイトがありますね。metabolic memoryについてはこちらもご参照。HbAc1もAGEの前駆物質。AGE→RAGE→酸化ストレス。

コメント

このブログの人気の投稿

認知症診療セミナー