第3回DAT症例カンファレンス講演会

橘桜会館で第3回DAT症例カンファレンス講演会が開催されました。独立行政法人国立精神・神経医療研究センター脳病態統合イメージングセンター 松田博史先生をお招きして、DatSCANのご講演、主に定量法についてのお話でした。



Tossici-Bolt法については、第7回関東脳核医学研究会のブログをご参照ください。

SPECTでは機種やコリメータで画像が違ってきます。松田先生はファントムを使った方法で標準化を試みていると。そして健常者データベースを作成する他施設共同研究を立ち上げました。こちら。日本医科大学も参加します。

GEのソフト、Dat QUANTは、MRIのテンプレートを使って空間的標準化、定型ROIを設置。被殻も前方・後方に分けて解析可能。


autoradiographyによる[125I]β-CIT、[125I]β-CIT-FEおよび[125I]β-CIT-FPの比較はこちら。FP-CITがdopamine transporter(DAT)の選択性が高い。

DatSCANではSSRI使用患者で要注意。バックグラウンドの集積低下によりSBRが10%程度増加することあり。こちら。 DATだけでなく、serotonin transporter(SERT)にも親和性があるため。それを狙った研究はこちら。DatSCANでDLB・PSPで中脳の集積低下あり。

左右差が特徴のパーキンソン病とは異なり、DLB・PSPではDatSCANの左右差が少ない。



懇親会では、相当突っ込んだ議論ができましたが、ちょっと書けませんね...

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