Dr Kenneth Marek 講演会

Dr Kenneth Marek 講演会が東京ステーションコンファレンスで開催されました。



国立精神・神経医療研究センター神経内科の村田美穂先生より、日本で行われるThe Parkinson's Progression Marker Initiative(PPMI)、J-PPMIについてのご案内がありました。ドパミン神経減少の様子はこちら。発症前診断に嗅覚鈍麻やREM睡眠時行動異常(RBD)が注目されている。RBDの研究はこちら。J-PPMIでは、RBDに対してDatSCANなどを実施し、パーキンソン病への移行などフォローアップを実施。

The Institute for Neurodegenerative DisordersのKenneth Marek先生からは、PPMIのお話。ドパミン神経の変性はパーキンソン病発症15年前くらいから始まっていると予想。そこで様々なバイオマーカーによりパーキンソン病の進行や発症前診断を研究するプロジェクトが始まった。これらのデータセットは世界中で共有、登録後にダウンロードできる。ADNIもそうでしたが、こういった多施設共同研究では、データ収集の標準化が重要。当初は400例のパーキンソン病、200例の健常老年者、70例のSWEDDが対象でしたが、さらに、家族性パーキンソン病やRBDなどにも拡大と。髄液採取にはsprotte needleを使用と。髄液中のα-synucleinは再現性という意味でstable、しかし変化を見る、という意味でもstableだったと。PARS studyはこちら

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