武蔵小杉脳脊髄疾患セミナー2016

リッチモンドホテルプレミア武蔵小杉において武蔵小杉脳脊髄疾患セミナー2016が開催されました。
関東労災病院神経内科の土屋敦史先生からは、ラクナ梗塞におけるtPA療法。軽症例が多いラクナ梗塞ですが、tPA療法は効果あり。しかしNIHSS 4以下での効果はevidenceなしと。その成因を考えると、リスクも。

聖マリアンナ医科大学東横病院脳卒中センターの高石智先生からはbranch atheromatous disease(BAD)の抗血栓療法について。これまた解決策がない病態。Fisher & Caplanの最初の症例報告は橋梗塞。こちら。CaplanのBADの提唱はこちら。病理はこちら。tPAは再閉塞で無効との意見もあるが、有効例もあると。

愛媛大学脳神経外科の松井誠司先生からは、脊椎疾患の外科について。脊椎は元々立位は想定外! Th7より上位の損傷では、腹部刺激で血圧が突然上がることあり。頸椎症の診断にはfinger escape signとWartenberg signが有用。X-Pは必ず前後屈も撮る。腰椎症の自然歴はこちら。増悪因子はこちら。高度な重作業や毎日のウォーキングが増悪因子!

コメント

このブログの人気の投稿

認知症診療セミナー