第23回日本脳循環代謝学会総会評議員会

 明日から都市センターホテルで第23回日本脳循環代謝学会総会が始まります。今日は評議員会。脳循環代謝学会は、私たち核医学関係の他、脳卒中、脳神経外科、基礎実験の方など、様々な分野の専門家にお会いできます。
プレイブニングセミナーは、本学会担当の慶応大学神経内科の伊藤大介先生より、iPS細胞による神経疾患の研究についての講演がありました。iPSというと、再生医療が思い浮かびますが、患者のiPS細胞で病態を研究するというもの。脳は生検が困難ですが、それに変わりiPS細胞を利用する。ALSのiPS細胞の研究はこちら。パーキンソン病・ハンチントン病など、様々なiPSはこちら。spinal muscular atrophyはこちら。バルプロ酸の薬効も確認しています。Lewy Body Diseaseについても検討されました。LRRK2はこちら。PINK1はこちら。Gaucher diseaseはこちら。iPS細胞の研究は、先天性疾患が先行していましたが、老年発症の疾患でも応用できそう。ということで、伊藤先生たちはアルツハイマー病に着手されました。こちら。今後は孤発性疾患を解析していくと。「New Routes into the Human Brain」。

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