Treatment of the Parkinson’s Disease in Chiba

 ホテルスプリングス幕張で開催された、Treatment of the Parkinson’s Disease in Chibaに参加しました。University of Milan-hovelのAngelo Antonini教授より、パーキンソン病治療に関するご講演でした。
 初期診断が重要であるとされ、イタリアでは、DAT scan(ドパミントランスポータのSPECT)が用いられるそうです。SPM解析で、被殻後部の低下が示されました。そして、MSA-Pとの鑑別では、DAT scanとMIBG心筋シンチの組み合わせが有用とおっしゃいます。しかし、パーキンソン病初期では、MIBG集積が低下しない場合もございますが。SPECTの解像度だと、線条体も丸くなりますし。やはり、CFT & RAC PETがいいと思いますけど
 Entacaponeをパーキンソン病初期から使用すると、ジスキネジア発現のリスクが高まるそうです。
 注目のnon-motor symptomについては、Antonini先生らの論文Baron先生らの論文を。non-motor symptomは、QOLを悪化させます。特にdepression。off時のnon-motor symptomを聴取すべきだそうです。
 欧米では、levodopa duodenal infusionができ、1日1回カセットを取り替えるのみで、持続的にlevodopa投与ができるそうです。1日1回投与のpramipexoleは、sleep attackを防げる可能性があるそうです。
 この懇談会で、美浜神経内科師尾郁先生から、連携に関するアイディアをいただきました。頭痛や両側のしびれなどの軽微な症状は、救急病院に行くのではなく、専門医のいるクリニックが担うのがいいのではないか、というご意見です。大病院とは違い、MRIなどの検査がすぐできます。クリニック同士が専門性をオープンにして、連携する仕組みを作れればいいのですが...

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