ゼチーア錠発売3周年記念講演会
三井ガーデンホテル船橋ららぽーとで開催された、ゼチーア錠発売3周年記念講演会に参加しました。
日頃お世話になっている新松戸中央総合病院の中村司先生から、CKDにおけるスタチンとezetimibeについてのご講演でした。腎の近位尿細管に特異的に発現し、尿細管に対する微小循環の低下や酸化ストレスを反映すると考えられている L-fatty acid binding protein(L-FABP)を指標に、CCB、ARBやスタチン、ezetimibeの影響を研究されています。Howard WJの総説はこちら。アルツハイマー病モデルでの研究はこちら。AGE/RAGE系のご研究も紹介されました。
東京大学の飯島勝矢先生からは、高齢者における脂質管理についてご講演がありました。X-Pで大動脈弓の石灰化が見られますが、これが心血管イベントと関連があるそうです。脂質管理の中心は食事療法とスタチンですが、スタチンで新規糖尿病が増えた、という論文がLancetに載っていました。また、スタチンの長期投与例ではコレステロールの吸収が亢進しているらしいです。DEBATE studyでも漫然とスタチンを投与するとコレステロール吸収があがるとされています。ezetimibeは小腸コレステロールトランスポーターを阻害します。EWTOPIA 75という研究を実施中です。脂肪肝にも効果あり!?
脂質異常症にはまず食事です。食事は、コレステロールが沢山含まれる食事を控えるようにします。卵、レバーなどの内蔵、乳製品、ラードなどの動物性脂肪、洋菓子などがコレステロールが高い食品です。私たちが摂取するコレステロールの量は1日平均500㎎~600㎎です。脂質異常症の方は、卵、レバーなどの内蔵、乳製品、ラードなどの動物性脂肪、洋菓子等を控えると、1日300㎎以下に抑える事が出来ます。こちらのサイトが詳しいです。日本食品脂溶性成分表はこちら。
ちなみに、脳梗塞急性期は、コレステロールが高い方が予後がいいです。Neurologyの論文はこちら(有名なLausanne study)。その後Strokeにも出てます。脳出血もそのようです。私の論文でも、高脂血症がある方が心原性脳塞栓の出血性変化が少なかったです。脳梗塞急性期に血圧高めは常識なんですけど、脂質もです。
日頃お世話になっている新松戸中央総合病院の中村司先生から、CKDにおけるスタチンとezetimibeについてのご講演でした。腎の近位尿細管に特異的に発現し、尿細管に対する微小循環の低下や酸化ストレスを反映すると考えられている L-fatty acid binding protein(L-FABP)を指標に、CCB、ARBやスタチン、ezetimibeの影響を研究されています。Howard WJの総説はこちら。アルツハイマー病モデルでの研究はこちら。AGE/RAGE系のご研究も紹介されました。
東京大学の飯島勝矢先生からは、高齢者における脂質管理についてご講演がありました。X-Pで大動脈弓の石灰化が見られますが、これが心血管イベントと関連があるそうです。脂質管理の中心は食事療法とスタチンですが、スタチンで新規糖尿病が増えた、という論文がLancetに載っていました。また、スタチンの長期投与例ではコレステロールの吸収が亢進しているらしいです。DEBATE studyでも漫然とスタチンを投与するとコレステロール吸収があがるとされています。ezetimibeは小腸コレステロールトランスポーターを阻害します。EWTOPIA 75という研究を実施中です。脂肪肝にも効果あり!?
脂質異常症にはまず食事です。食事は、コレステロールが沢山含まれる食事を控えるようにします。卵、レバーなどの内蔵、乳製品、ラードなどの動物性脂肪、洋菓子などがコレステロールが高い食品です。私たちが摂取するコレステロールの量は1日平均500㎎~600㎎です。脂質異常症の方は、卵、レバーなどの内蔵、乳製品、ラードなどの動物性脂肪、洋菓子等を控えると、1日300㎎以下に抑える事が出来ます。こちらのサイトが詳しいです。日本食品脂溶性成分表はこちら。
ちなみに、脳梗塞急性期は、コレステロールが高い方が予後がいいです。Neurologyの論文はこちら(有名なLausanne study)。その後Strokeにも出てます。脳出血もそのようです。私の論文でも、高脂血症がある方が心原性脳塞栓の出血性変化が少なかったです。脳梗塞急性期に血圧高めは常識なんですけど、脂質もです。
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