International Stroke Conference 2012: Posters...

International Stroke Conference 2012はポスターセッションもあります。ただ演題が大量で、気になったポスターのコメントするだけでも...


詳細は、Strokeのサイトか、こちらか、こちらでご勘弁ください。

意外だったのは、脳卒中の診療体制、例えばチーム医療や医療連携、救急搬送、telemedicine・啓発活動の演題が多数あったことです。ISCは申し込まれた演題の3割程度しか通らないので、学会が、薬剤や幹細胞など基礎研究や画像・血栓溶解療法・血管内治療など臨床研究に匹敵すると位置づけているということでしょう。日本も脳卒中対策基本法の立法がまもなく(かなあ?)なので、法制化とともに改善した行政・地域の試みをきちんと評価し、発表していくのが大事です。

核医学は、PiB PETでアミロイドアンギオパチーと白質病変の関連をみた演題、頸動脈疾患のFDG(こちらこちらこちら)がありましたが、日本の脳卒中学会と比べると少ないです。

私の演題は、急性期脳梗塞におけるeicosapentaenoic acid(EPA)やdocosahexaenoic acid(DHA)など不飽和脂肪酸の研究でしたが、他にDHAの演題が2つあるだけでしたね。全然質問が来ませんでした...

脳神経センター大田記念病院の原先生からは、尿酸値と予後の関係が発表されました。尿酸値が低い方が予後良好ということでした。アデノシンの最終産物が尿酸ですから、アデノシンPETをやっているひとりとしては、注目の結果です。

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