第8回東京脳卒中診断治療研究会

第8回東京脳卒中診断治療研究会が日本医科大学で開催されました。第7回は、2011年3月11日。
私は新松戸中央総合病院勤務の日だったのですが、講演に行けませんでした。そのリベンジが今日です。

 日本医科大学神谷信雄先生は、イブジラスト投与による脳梗塞抑制効果について。シロスタゾールに類似した抗血小板作用があるのですね。
 阿部新先生からは、MERCIの症例。rt-PAより時間の猶予がありますが、実施できる術者の数が限られていますから、体制作りも大事です。
 私は核医学画像の話。東京医科歯科大学成相先生の論文はこちら。大山雅史先生の論文はこちら。ご覧の通り、メジャー誌の引用が多数あります。私のFMZ PETのstatic scanによるBZR画像の至適時間についての論文はこちら
 埼玉医科大学総合医療センターの松居徹先生からは、脳血管障害の外科治療についてのご講演でした。衝撃的な手術の動画が多数拝見できました。症例ごとに工夫が凝らされていました。単純に手術適応があるわけではありません。神経内科医が手術適応を判断するようになるには、やはりSCUのようなチーム医療が必須とのこと。

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