日本医科大学第二内科のサイトのリニューアル リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ - 土曜日, 5月 08, 2010 日本医科大学第二内科のサイトがリニューアルされていました。医局長が変わったのです。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
北村伸先生(1950-2024) - 月曜日, 11月 04, 2024 北村伸先生が2024年10月29日ご逝去されました。 北村先生は1976年日本医科大学を主席で卒業され(当時は銀杯が授与されていました)、日本医科大学第三内科に入局されました。当時、日本医科大学第一病院に第二内科、付属病院に第一内科と第三内科があり、付属病院の神経内科は第三内科にありました。その後大学の組織再編があり、1977年から第二内科に異動されました。 先生は、Xeを用いて血管性認知症と脳循環についての研究を始めました。当時、認知症(痴呆と呼んでいました)は精神科がメインでした。 その後、国立中野病院でPETを用いた研究を始めました。その頃日本にPETがあるのは、他に東北大学と秋田脳研のみでした。そして第一病院に頭部専用のSPECT装置が導入しされ、そこでも研究が始まりました。 1999年4月日本医科大学武蔵小杉病院の初代神経内科部長として赴任されてからは、認知症の臨床に尽力されました。少人数のチームのため、脳卒中ではなく認知症をやろうと決断したそうです。2007年4月に文部科学省の私立大学学術研究高度化推進事業社会連携部門の助成のもと、認知症街ぐるみプロジェクト」がスタート。このプロジェクトの目玉である 街ぐるみ認知症相談センター は2007年12月に開設されました。これらの功績により、2012年には武蔵小杉病院は川崎市の認知症疾患医療センターに認定されました。 たくさんの治験にも積極的に参加されました。 memantineの本邦の治験を指揮されました。だから私は、患者さんにmemantineを説明する時、「私の師匠が開発に関与したんだ。」と言っています。 実臨床には上がってこなかった薬の中には、一時的に日本医科大学武蔵小杉病院が世界一のエントリー数だったこともありました。lecanemabのClarity AD試験では、専門医がアルツハイマー型認知症と エントリーしても薬の割り付けまで辿り着ける患者さんは1/3以下でした が、日本医科大学武蔵小杉病院は割り付けまで至った患者数が日本で2位でした。脳血流SPECTを認知症診断に応用しているからだと思います。まさに北村グループの流れ。私も、北村先生や兄弟子に核医学の読影を鍛えられました。 高齢者の運転免許更新の際のテストも監修されました。このテストで認知症疑いと言われ私の外来にいらっしゃる人、ほとんどの方が認知 続きを読む
東京労災病院 区民公開講座 - 土曜日, 6月 24, 2023 大田区産業プラザPiOにおいて、東京労災病院 区民公開講座を開催しました。 2004年3月、日本老年医学会において柴山漠人(しばやまひろと)先生が「『痴呆』という言葉が差別的である」と問題提起、2004年12月日本老年精神医学会検討委員会が「認知症」と決定しました。 こちら 。 認知症には様々な疾患があります。 こちら 。 アルツハイマー病では後部帯状回のブドウ糖代謝が病初期から低下、 こちら 。 DIAN研究は こちら 。 アミロイドβの形成と治療戦略については こちら 。 lecanemabの臨床試験は こちら 。 認知症のリスクの軽減は こちら 。 Glymphatic systemは こちら 。 加齢により睡眠が浅くなる、 こちら 。 厚生労働省健康局 、健康づくりのための睡眠指針 2014 は こちら 。 震災直後の不眠は正常な反応、 こちら 。 続きを読む
FileMaker Server 19で、バックアップフォルダを外付けHDにするには - 水曜日, 8月 11, 2021 filemac:/外付けドライブ名/FM_BackUp/ って入力すればいいのですけど、その前に、 fmserver_helperdに フルディスクアクセスを許可する必要があるのですね... Mac OSの、システム環境設定の、 セキュリティとプライバシー>フルディスクアクセス>で fmserver_helperdにチェックを入れる。 こちら に書いてありました。 続きを読む
日本医科大学陸上部新人歓迎コンパ - 土曜日, 7月 16, 2011 東京ドームホテルで、新人歓迎コンパがありました。私の陸上部部長としての最初の仕事でした... それはそうと、懐かしい面々と再会できました。 続きを読む
第14回『脳梗塞フォーラム』研究集会 - 金曜日, 7月 02, 2010 ヒルトン東京で開催された、第14回『脳梗塞フォーラム』研究集会に出席しました。昨年の模様は こちら 。 川崎医科大学の木村和美先生からは、豊富なrt-PA症例を元にしたたくさんの臨床研究が紹介されました。倉敷市の人口は約48万人、すでに160例以上の症例数でした。印旛地区は70万人、1/3です... 15名の内科医と豊富なスタッフで脳卒中センターを運営、これだけの実績もうなずけます。 まず、画像。 DWI-ASPECTで5点未満は予後不良 だそうです。しかし、初療時病変がなくても予後不良の方もいらっしゃることも強調されました。clinical-DWI mismatchは こちら 。FLAIRの有用性は こちら 。 再開通はrt-PA治療では重要 です。内頚動脈は開通しにくく、M1・M2は60%くらい開通します(J-ACT IIのけっかは こちら )。しかし、 M1にT2*でsusceptibility vessel sign(SVS)があると再開通しにくい そうです。 内頚動脈が再開通しなくても、A-COM→MCAで通れば良くなります 。再開通しにくい他の要因は、 心房細動(血栓が大きく心臓にしばらくあるため古い) 、 BNP高値(心不全で押す力が弱い) だそうです。左右シャントは21%と意外と多く、 rt-PAは効果的 のようです。 溶解率を上げるために、 継続的なtranscranial Doppler もご使用です。ただ思ったほど効かないとか。 超音波造影剤microbubbleも使う方法 もあるようです。さらにinterventionもなさっています。HbA1cではなく血糖が高いと予後不良、micro bleedsが5個以上だと異所性出血が多くなる、といった研究は、まもなくpublishされるそうです。 岡山大学の阿部康二先生からは、脳梗塞治療の基礎研究を中心にご講演がありました。阿部先生と言えば、 最初のedaravoneの基礎研究の論文 があります。私の論文( こちら と こちら )でも引用させていただております(逆に こちら で引用いただいています)。でも最近は、ALSなど変性疾患の研究も精力的になさっています。基礎研究だけでなく、臨床研究もたくさんございます。 さて、脳梗塞急性期治療のターゲットは ischemic penumbra 続きを読む
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