第2回東総地区超急性期脳梗塞治療研究会


 総合病院国保旭中央病院で開催された、第2回東総地区超急性期脳梗塞治療研究会にお招きいただき、血栓溶解療法と医療連携に関する講演をしました。それにしても、まさに大病院。現在956床ですが、さらに新病棟を建設中でした。
 神経内科部長の松永高志先生からは、旭中央病院の血栓溶解療法の成績が紹介されました。一時スタッフ不足でご苦労されていたそうですが、今は倍増し、血栓溶解療法の症例数も年々増加傾向でした。日本医科大学千葉北総病院脳神経センターの症例数は、完全に伸び悩んでいます。三次救急と言う点では旭中央病院と同じですが、周辺に血栓溶解療法ができる病院がいくつかあるため? Stroke bypassを実現しなければなりません。印旛脳卒中地域連携パスを運用中ですが、脳卒中診療では病院前の連携も重要です。

コメント

imada さんのコメント…
はじめまして。千葉県の回復期リハ病院で働いている看護師です。
先生のブログは千葉県の脳卒中診療の問題点などとても勉強になります。
私は今、脳卒中リハ認定看護師の教育課程を受けています。
いろいろと野望はあるのですが、千葉県での脳卒中に関する講座や活動があれば積極的に参加していきたいと思っています。急性期病院ではないため、そういう情報は自分で収集しなくてはなりません。
先生のブログや日本脳卒中協会 千葉県支部のホームページ以外にも情報を知るツールがありますでしょうか?
MM さんの投稿…
 コメントありがとうございます。
 主要学会の総会はインターネットで引けますが、製薬会社主催/共催の研究会は、事前にネットでは検索できません。製薬会社のMRさんが直接リーフレット持参で案内にいらっしゃいます。多くは医師向けです。
 私が製薬会社の研究会をネットを通じて知らせる、というのは問題がございます。
 製薬会社にとっては、薬を処方する医師が中心の会なら問題ないのですが、参加者の医師の割合が少ない会ではお金が出せないことがあるらしいです。以前某研究会で、リハビリテーションスタッフがメインになってしまい協賛金が出せなくなってしまった、ということがあったようです。看護師の方が医師より3〜4倍多いですから、看護師自由参加にすると製薬会社が困ってしまうのでしょう。
 ま、製薬会社主催の会は会社の意向にそった講演になりがちなので、情報を取捨選択し客観的に評価しなければなりません。そういった意味では、お金がかかっても学会参加が良いと思います。
 あるいは、看護師向けの脳卒中の講演会の要望が多いのなら、脳卒中協会千葉県支部で企画してもいいです。日本医科大学千葉北総病院の会議室なら安い参加費で企画できると思います。
 日本脳卒中協会千葉県支部主催の市民公開講座については、サイトで通知いたしますが、来年の脳卒中週間(5月)まで予定がございません。
 ちなみに、日本脳卒中学会はこちら。日本神経学会はこちら。日本神経治療学会はこちら
imada さんのコメント…
MMさん
丁寧なお返事ありがとうございます。
千葉に戻ったら脳卒中協会にさっそく入会したいと思います。
正直、認定看護師の学校に来るまで学会入会に無関心だったので、どの学会に入ったらよいのやら…ホームページを見たところ医師向けの学会が多いですかね?

うちの病院では、リハの勉強会がメインで疾患の勉強会がほとんどないので、看護師向けの脳卒中の講演会とても興味があります。
9月までは、教育課程なので戻ったら他のスタッフにも聞いてみますね。
明日は、ISLSの講習会です。回復期なので実際NIHSSをとる機会はないのですが、プレホスピタルケアの充実などに貢献していきたいので、しっかり勉強してきます!
千葉でもISLS講習会をしているのですね。まだまだ知らないことばかりです。日々、勉強!
MM さんの投稿…
 ちなみに、脳卒中協会と脳卒中学会は違う団体ですので、ご注意ください。脳卒中学会は医者限定かもしれません。事務局にご確認ください。脳卒中学会の学会誌はこちらから無料でご覧いただけます。
 脳卒中協会は、パラメディカルはもちろん、患者さんでも一般の方でも入会可能です。こちらから。脳卒中協会は資料をたくさん配布しています。
imada さんのコメント…
教えてくださりありがとうございました。学会誌がみれるサイトがあるんですね!
今日は有意義な日でした。
ありがとうございます。

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