第3回 PD Review Conference

京王プラザホテルで第3回 PD Review Conferenceが開催され、アデノシン受容体について講演しました。


近々場市予定のアデノシンA2A受容体拮抗薬の治験を担当された先生方から、興味あるご意見をいただきました。Neuroscience-netはこちら。PLos ONEの論文はこちら。加齢変化の違いはこちら

東京慈恵会医科大学の谷口洋先生からは、嚥下障害の講演がありました。嚥下反射には多くの筋が参加するにもかかわらず、1秒程度で完了します。これには延髄に存在するcentral pattern generatorが関与するそうです。ちなみに。歩行は脊髄のcentral pattern generatorが主役。延髄のcentral pattern generatorが具体的にあるか、弧束核と疑核の間のあたりとはわかっているが、詳細が不明なのは呼吸中枢も同じです。パーキンソン病における嚥下障害は、初期から存在する場合もあるそうで。自覚症状がない場合も少なからず。しかし、PSP・MSAなど他のパーキンソニズム疾患と比べると、晩期に出現。重症度とは必ずしも相関せず、初期でも嚥下障害に注意を要する。こちらこちら。リハビリテーションとしては、LSVTEMSTに注目と。

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