ラジカット8周年記念講演会


グランドプリンスホテル赤坂で開催された、ラジカット8周年記念講演会に参加しました。
川崎医科大学宇野昌明先生からは、血中酸化LDLを指標としたエダラボンの治療効果に関する講演がありました。富山大学田中耕太郎先生からは、脳保護療法に関する基礎敵なお話がありました。げっ歯類と異なり、ヒトの脳は50%が白質を占め、しかも灰白質より白質の方が酸化的ストレスによるダメージを受けやすいことから、白質の保護が重要だとのことでした。埼玉医科大学棚橋紀夫先生からは、ラジカット市販後の臨床研究についてのレビューがありました。80歳以上でも、他の年齢と比較してもそれほど副作用が多くないこと、Crea 1.5mg/dl以下なら、腎障害はあまり出ないことなどが提示されました。立川病院篠原幸人先生からは、EDO trialの概説がありました。その後のシンポジウムでは、世界に広めるためには、さらに臨床研究が必要であると、例えばrtPAとの併用などは調査すべきとのことでした。

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