Neuroscience 2009: adenosine A2A受容体など

 シカゴで開催中のNeuroscience 2009に出席中です。アデノシンA2A受容体の演題(全部基礎実験)も多数出ています。
 National Institute of Biomedical Imaging and BioengineeringのAbesh Kumar BHATTACHARJEE先生は、ratの[F-18]SCH442416 PETの演題を出されていました。
 マサチューセッツ総合病院のSchwarzschild先生のグループは、以前からアデノシンA2A受容体の研究を行っていますし、2006年にはアデノシンA2A受容体の学会を開催しています。今回は、"Adenosine A2A receptor gene deletion confers protection of nigral neurons in an alpha- synuclein model of Parkinson’s disease"という演題を出していました。

 朝の講演は、John Hopkins大学のHuganir教授の受容体・シナプスと記憶の話。California大学のArnold教授からは、脳の性差についての話がありました。性ホルモンだけでなく、性染色体の違いもあることを提示されていました。

 今日から、企業などの展示も始まりました。これがまた大量。ほとんどは実験機器の会社ですが、NIHの各セクションがブースを出し一角をなしていたのが印象的でした。

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