Neuroscience 2009: 最終日

 今日は「Purine Receptors」というポスターセッションがあり、アデノシン受容体の演題が多数ありました。協和発酵キリン(株)は、K-056という新しいアデノシンA2A受容体拮抗薬をポスター発表していました。KW6002より親和性も選択性も高いようです。リスボン大学のグループは、神経筋接合部のアセチルコリンによる伝達がアデノシンA1受容体とA2A受容体により調節されていることを研究されていますが、これが加齢により変化し、A2A受容体の作用が減少することを発表していました。午後、パーキンソン病のセッションでTMSX PETによるパーキンソン病のアデノシンA2A受容体のポスターを出しましたが、「Purine Receptors」のセッションに入ると良かったです。今回も、私のポスター印刷は、カラープリントショップアドテックによるものです。
 午前は、インディアナ大学Sporns先生により脳内のネットワークの解析について講演がありました。この論文が詳しいです。precuneusとposterior cingulate gyrusのコネクションが多く、脳のhubとして機能している可能性あり、という話は興味深いです。

シカゴ郊外GenevaのFox Riverです。

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