第9回東京Strokeフロンティア
東京ドームホテルで開催された、第9回東京Strokeフロンティアに参加しました。前半は症例報告、後半は埼玉医科大学の石原正一郎先生の脳血管内治療に関するご講演でした。脳動脈瘤に対し、日本は欧米に比べ血管内治療より手術が多い。血管内手術の発達は目覚ましく、様々なディバイスが開発されています。脳動静脈奇形の塞栓にはOnyxという血液に触れると固まる液体塞栓物質が認可されたようです。日本医科大学千葉北総病院脳神経センターの小南先生は、NBCAを用いています。その模様は、こちらから。脳卒中の救急では、MERCIやPenumbraなどclot retrieverが期待されています。現在脳卒中協会を中心に、脳卒中対策基本法設立に向けた動きがありますが、今後はこうした新しい治療にも対応できる柔軟な診療体制が求められます。地域格差や施設間格差は必至です。それぞれの施設が身の丈にあった体制を整備し、救急隊との病院前連携や脳卒中地域連携パスなど医療連携で地域の体制を構築すべきと思いました。
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