血管機能勉強会〜佐倉地区〜

志津コミュニティセンターで開催された、血管機能勉強会に参加しました。東邦大学医療センター佐倉病院の宮下洋先生より、CAVIによる動脈硬化の評価とイコサペント酸(EPA)の講演がありました。インスリン抵抗性→酸化ストレス→LDL→酸化LDL→動脈硬化と、インスリン抵抗性→酸化ストレス→血管内皮障害→動脈硬化があり、このカスケードを止めなければなりません。スタチンでLDLを減少させるのも一つですが、必ずしもそれだけでは不十分な場合があるそうです。例えば、酸化LDLと考えられている、malondialdehyde-LDL(MDA-LDL)が下がれば動脈硬化の指標CAVIも低下したとのこと。JELISで注目されているEPAもCAVIを減少させる作用があり、特に、EPA/アラキドン酸(AA)が低値だと効果があったそうです。CAVIは、血管内皮障害だけでなく、血管平滑筋・コラーゲンなど、様々な要素が関与していると思われますが、検討中だそうです。

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